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とある銀行員の書き殴り日記

都市銀行のシステム部に勤めています

世界から自分が消えたなら〜「世界から猫が消えたなら」を読んで〜

世界から何かが消えたとしても、何事も無かったかのように・・・

この世界で、無くてはならないとされている・・・・

 

ざっと挙げてみてもたくさんある。

 

携帯電話、時計、服、会社、学校、電車

 

どれもあって当たり前で、これらが無い世界というのは想像しがたい。

 

だが、

 

「あたりまえに存在する」≠「なくてはならない存在」

 

という概念をこの小説では描いている。

 

例えば、冒頭1章で、

 

主人公の寿命と引き換えに世界から何かを消す能力を持つ「悪魔」が、

 

世界から「電話」を消した。

 

それでも、人間は朝起きて歯を磨いて学校や会社に行き、

 

終われば何事も無かったかのように生活を続けていた。

 

人は失って初めてその存在のありがたみに気づく

「悪魔」は世界から何かを消すとき、「オプション」と称して、

 

主人公に最後に1度だけそれを使う事ができる権利を与える。

 

その時に、主人公はそのありがたみを噛みしめると同時に、

 

なくなることへの切なさに心を痛める。

 

そのシーンは、胸が熱くなりながら読み進めざるを得ない。

 

人は何かを得るためには、何かを失わなければならない

この小説の、メインテーマである。

 

この言葉で、僕は日々感謝しながら生きていくことの必要性を感じた。

 

今自分が生きているのは、

 

両親が自分に愛情を注ぎ、

 

時間やお金をかけることを惜しまなかったからだ。

 

両親は僕がいなければ他にいろんなことにお金や時間をかけて

 

それはそれで充実した人生だったかもしれない。

 

それでも、

 

両親は自分を産んで、自分のために本気で怒ったり慰めたり笑ったりしてくれた。

 

ただただ、感謝しかない。

 

ありがとう。

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